年 | 受賞作 | 説明 |
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2023 |
「石門」
※日本企業が製作した中国語映画 予告編→ |
大塚竜治監督&ホワン・ジー監督(夫婦)の共作。
中国を舞台とする中国語映画ながら、日本の出資のみで製作された。 日本企業の単独製作の作品賞受賞は初めて。 中国を拠点に夫妻で意欲的な映画製作を続ける両監督。 大塚監督は1972年、東京生まれ。2005年に中国に拠点を移した。ホアン・ジー監督作品全てにプロデューサーと撮影を務める。 ジー監督は1984年、中国生まれ。長編デビュー作「卵と石」(2012)でロッテルダム映画祭でタイガー・アワードを受賞そた。 【あらすじ】妊娠に気づいたものの、今子供を持つことも中絶も望まなかった20歳のリン。診療所で死産の医療訴訟に巻き込まれている両親を助けるために、自分の赤ん坊を提供しようとする。 英題「Stonewalling」 |
2022 |
「Coo-Coo 043」
(一家子兒咕咕叫) 予告編→ |
チャン・チンリン(詹京霖)監督
レース鳩で生計を立てる家族を描いた。 |
2021 |
「瀑布」
(ばくふ/The Falls) 【配信:Netflix】 予告編→ |
チョン・モンホン(鍾孟宏)監督
新型コロナウイルス下における母娘の関係を描いた。 |
2020 |
「1秒先の彼女」
予告編→ |
チェン・ユーシュン監督。
ユーシュン監督は「熱帯魚」「ラブ ゴーゴー」など、青春ものが得意。 郵便局員の独身アラサー女子、シャオチー(リー・ペイユー)は子どもの頃から、何をするにも人よりワンテンポ早かった。駆けっこではフライング、映画館では人より早く笑いだし、合唱の輪にはどうしても加われない。 ある日、公園でダンスを教えるイケメンのインストラクターと出会い、バレンタインデーにデートの約束をする。待ち合わせ場所に向かうバスに乗り、ウトウトして目を覚ますと自宅のベッドの上で、すでに翌日になっている。 シャオチーは、「消えたバレンタインデー」を探す旅に出る。 |
年 | 受賞作+ |
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2019 | 「ひとつの太陽」
予告編→ 動画配信(Netflix)→ |
2018 | 「象は静かに座っている」
予告編→ 監督・脚本・編集は、中国のフー・ボー(胡波)。1988年生まれ。本作完成後、29歳で自らの命を絶った若き才能による最初で最後の長編。傑作。 孤独な4人がそれぞれ、身の置き場も心のよりどころも失って、にび色の風景の中をさまよい始める。3時間54分。 |
2017 | 「血観音」 (けつかんのん) 予告編→ 最優秀作品賞など3冠に輝いた。祖母役のカラが主演女優賞、孫役のヴィッキーが助演女優賞を受賞。 1990年代の台湾が舞台。華やかな女系家族を描きながら、実際の台湾の汚職事件をベースに政治の暗部に斬り込んだ社会派クライム・サスペンス。 女系家族の長である祖母のタン(カラ・ワイ)の表の顔は古物商だが、裏の顔は台湾政財界のフィクサー。土地売買に絡む汚職に手を染めていた。孫(ヴィッキー・チェン)をかわいがる一方、娘に冷たく、家族内に亀裂が入り始める。 社会性と娯楽性を同時に実現した。上流社会の華やかな生活を描きながら、政財界の裏社会の実態を浮き彫りにしていく。 ヤン監督は、テレビのドキュメンタリーなどを手掛け、注目されるようになった。 |
2016 | 「八月」
予告編→ |
2015 | 「黒衣の刺客(こくいのしきゃく)」
予告編→ 動画配信(Amazon)→ 台湾の名匠、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督による8年ぶりの新作。中国の唐の時代を舞台に描く時代劇。描かれるのは、数奇な運命を生きるすご腕の女刺客インニャン(スー・チー)の愛と孤独。アクションやせりふを絞りこみ、リー・ピンビン撮影による圧倒的な映像をもって人の世を深く語る傑出した秀作。カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。1時間48分。 【物語】9世紀初頭。主人公は、道を極めた女道士のもとで、少女時代から13年間、修行を積んできた若き娘・隠娘(インニャン)。 彼女は暗殺者に仕立てられ、道士の密命を受けて、実家に戻って来る。 故郷の有力支配者の季安(ジィアン)(チャン・チェン)を暗殺せよという命令だった。 暗殺のターゲットとなる男・季安は、民を苦しませる暴君だった。しかし、彼は、実はかつて隠娘の許婚(いいなずけ)だった。つまり、二人はかつて権力争いに巻き込まれ、仲を引き裂かれた婚約者同士だったのだ。 今は敵だが、命を奪うのはためらわれる。ある日、叔父が季安の怒りを買い左遷され、隠娘は辺境へ向かう一行をひそかに警護する。だが、敵対勢力に襲われ、通り掛かった遣唐使の青年(妻夫木聡)に救われる。 【画面の超絶的な美しさ】 ホウ監督は1989年、「悲情城市」でベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得。その後も名作を生みだし続けた。「黒衣の刺客」はホウ監督の初の武侠(ぶきょう)もの。ひとつひとつの画面の超絶的な美しさが高く評価された。ホウ監督はこの作品でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞した。 本作は、監督がかつて愛読した伝奇小説から着想したという。 とはいえアクションもせりふも少なめで、人物の設定もほとんど説明されない。引いた画面で、美しい自然の中にある人間の営みが描かれる。 |
2014 | 「ブラインド・マッサージ」
予告編→ 中国のロウ・イエ監督の最新作。南京のマッサージ院で働く視覚障害者たちの等身大の生活を描き、2014年のベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)ほか受賞多数。 大勢の視覚障害者とともにマッサージ師として働くシャオマー(ホアン・シュエン)。幼いころ交通事故で視覚を失い「いつか回復する」との医師の診断を信じ、その日を待っていた。院長のシャー(チン・ハオ)、美しいドゥ(メイ・ティン)ら周囲の人々もそれぞれ悩みを抱えている。ある日、シャオマーは風俗嬢マン(ホアン・ルー)と出会う。 作家で南京大学教授ビー・フェイユイ氏の同名小説が原作。健常とされる人々の常識を問う場面も。1時間55分。 |
2013 | 「イロイロ ぬくもりの記憶」
予告編→ |
2012 | 「神探亨特張」
予告編→ |
2011 | 「セデック・バレ」
予告編→ |
2010 | 「愛が訪れる時」
予告編→ |
年 | 受賞作、動画 |
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2009 | 「あなたなしでは生きていけない」
予告編→ |
2008 | 「ウォーロード/男たちの誓い」
予告編→ |
2007 | 「ラスト、コーション」
予告編→ |
2006 | 「父子」
予告編→ |
2005 | 「カンフーハッスル」
予告編→ 「少林サッカー」の監督・製作・脚本・主演を務めたチャウ・シンチーの新作。シンチーの「カンフー映画のヒーローになりたい」という夢を実現させた作品である。 文化革命前の混とんとした中国が舞台。チンピラ・シンは、アパート「豚小屋砦」の住民から小金を脅し取ろうとする。だが、彼らは、武道の達人だった。ギャング団と住民の闘いが始まる。 |
2004 | 「ココシリ」
予告編→ |
2003 | 「インファナル・アフェア」
予告編→ |
2002 | 「きらめきの季節 美麗時光」 |
2001 | 「ドリアン ドリアン」
予告編→ |
2000 | 「グリーン・デスティニー」
予告編→ |